ランドマーク解析

ランドマーク解析は、時点を1つ決め、その時点までに得られた情報だけを予測因子に使い、それ以降の転帰を調べる。未来の情報で未来を予測することを避ける。

定義

ランドマーク解析では、時点(ランドマーク)を前もって決める。ランドマークの時点でまだ観察されている患者だけを対象にし、予測因子にはランドマークまでに得られた情報だけを使い、転帰はランドマークから先を追う。

使う理由

よくある解析は、いつ起きたかによらず、患者の最良の効果を、治療開始からの生存と結びつける。これは、予測の時点では得られない情報を使っており、長く生存する患者ほど効果が記録される機会が多くなる。その結果、不死時間バイアスが生じ、ランドマークの時点で実際に使える関連より強く見える。

例

早期の腫瘍変化と生存の解析は、ランドマークを16週に置き、それ以前の腫瘍の測定値だけを使い、別のデータでの追加の価値を評価した。16週のランドマークの128人で、C-indexは0.532から0.581に上がったが、改善幅の区間はゼロを含んだ。

関連

腫瘍動態モデルの解析は、ランドマークの時点で、単一の早期の腫瘍変化にモデルが何か加えるかを問う。測定の脱落の解析は、測定されなくなった患者が推定にどう影響するかを問う。

よくある質問

不死時間バイアスとは何ですか。

患者が、曝露あり・効果ありと分類されるまで十分に生存している必要があるために、その分類自体が、追跡期間として数えられる生存時間を使ってしまうバイアスです。ランドマーク解析は、一定の時点までの情報だけで分類することで避けます。

ランドマークの時点は、どう決めますか。

臨床の問い(たとえば最初の腫瘍評価の予定時点)から、結果を見る前に決めます。選び方への感度も確かめます。

最終更新: 2026-10-22 · ツールと用語集